2025.04.23
諏訪地域の菊愛好家でつくるJA信州諏訪健香会(けんこうかい)は4月15日、諏訪市で「挿し芽講習会」を初めて開きました。会員5人が参加。菊苗を作るために行う挿し芽の仕方やその後の管理方法を学びました。
同会は、毎年10月下旬から11月中旬にかけて、同市で諏訪大社上社奉献菊花展を開催。「盆養」や「だるま」、「福助」などの形に仕立てた菊花が、秋の同神社を彩っています。使用する苗はこれまで、会長の小林宗𠮷さん(82)と顧問の奥山幸茂さん(86)が育ててきましたが、今回はより多くの会員が自身で行えるようにと企画しました。
講師は、奥山さんが行いました。挿し芽による苗作りの流れを、実際に手本を見せながら説明しました。まずは、親株から元気な葉のついた枝を選び、摘み取って挿し穂を作ります。専用の液剤で2、3時間水揚げを行った後、挿し芽用土を入れたスリット鉢に挿します。温度管理を行って発根を促し、根が出た後はポットに移して育てます。約1カ月で、立派な菊苗が完成します。
奥山さんは「苗作りは奥が深い。楽しみながら、挿し芽をできる人が1人でも増えてもらえるとうれしい」と話しました。
同市で行われる5月25日の高島城祭では、小林さんと奥山さんの育てた菊苗を販売する予定です。
写真=挿し芽の方法を説明する奥山さん(長野県諏訪市で)



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