JA信州諏訪は2月17日、現役学生が対象の職場体験イベント「営農の“現場”まるっと見せます!!目で見て感じるJA信州諏訪の営農のシゴト♪」を開催しました。職員が、原村のJA育苗センターや原村営農センターを案内。現場に関わる生産者・職員とのコミュニケーションを通じて、地域農業やJAへの理解醸成に繋げたい考えです。
学生は、2026年4月の就職に向けて準備を進めています。今回は、営農部門への就職を希望する学生からの要望、JAも「地域農業やJAの仕事を知ってほしい」という思いから、コロナ禍以来4年ぶりに実現しました。
この日は、5人が参加。育苗ハウスでは、職員によるセルリーとパセリの播種作業を見学しました。原村営農センターの森山直光所長代理が案内し、播種・育苗の作業工程や長期間にわたる育苗管理でのポイントを説明しました。「農産物の高品質・安定生産には健全な苗の供給が重要であり、生産者から納得される苗を生産できるよう神経を使って日々管理をしている」と話しました。
原村営農センターでは、出荷本番を迎えたアルストロメリアの集荷作業や生産資材の在庫管理のようすを見学。JA野菜専門委員会セルリー部会の中村武彦部会長がセルリー栽培の流れや農家の思いを話しました。また、先輩職員を代表し、入組3年目のJA茅野市営農センター南部センターの木村百花担当が就職して感じていることや日々の充実感などを前向きに伝えました。
学生からは「自分の目で現場を見られて、JAや地域農業への興味が深まった」「訪問先の雰囲気が良く、リラックスして参加できた」といった声が聞かれました。
事務局の管理部人事課の佐藤吉紀係長は「皆学ぶ意欲のある学生で、実りあるイベントになったと思う。今後も私たちと一緒に働きたいと思ってくれる熱意ある学生を増やしていきたい」と話しています。
2月中、金融・共済部門に興味がある学生向けにJA支所訪問イベントも開催しました。
写真=JA育苗センターの仕事内容を説明する森山所長代理(左)(長野県原村で)
