令和6年度親元就農者・里親研修修了者激励会 活躍願って激励

2025.02.05

 JA信州諏訪は1月31日、諏訪市の本所で「令和6年度親元就農者・里親研修修了者激励会」を開きました。農業指導にあたった実親や里親、JA役職員を含め30人が出席し、新規就農の夢を叶えた7人の今後の活躍を願って激励しました。

 

 JAは、3カ年計画(2022年度~2024年度)で取組む独自事業「農業振興サポート事業」の一環として、親元就農した農業者への助成、里親研修への支援を行っています。親元就農は認定農業者のもとで専従者給与を受け就農し、かつ将来的に経営移譲が見込まれる・経営移譲した経営体が対象。里親研修制度の利用で里親登録している農業者が研修生を受け入れた際に助成金を支払います。

 

 当会は、研修を終えた新規就農者や関係者への労い、JAとの繋がりの強化、生産意欲の更なる向上が目的。

 この日は、目録の授与や新規就農者による抱負の発表を行いました。就農者はセルリー、ブロッコリー、酪農、水稲、きく、夏秋イチゴをそれぞれ栽培します。

 

 セルリー農家となった原村の篠原豊さん(35)は「農業に携わって7年目で、2024年4月に経営移譲を受けた。これからも気合を入れてセルリー栽培に励んでいきたい」と決意を語りました。

 

 父親の篠原昭さん(71)は「農業は大変な仕事だが、頑張った分だけ返ってくる魅力がある。生産規模の維持・向上を目指して頑張ってほしい」と期待を寄せました。

 

 小平淳組合長は「実親・里親の皆様には適時、適切な指導をいただき感謝申し上げる。就農者の皆さんはこれから更に研鑽・努力を積んでいただき、地域の担い手の中心的存在となって活躍してほしい」と激励しました。

 

写真=新規就農の夢を叶え、今後の抱負を述べる親元就農者・里親研修修了者(長野県諏訪市で)