心温まる手芸品ずらり 冬場の収入アップへ JA信州諏訪直売所専門委員会

2025.01.16

 JA信州諏訪管内の直売所では、直売所部会員が製作した手芸品を販売しています。管内A・コープ4店舗は12月から3月、夢マーケット3店舗とさざなみ新鮮市は1年を通して販売。手芸品は、農産物の少ない冬場の収入源となっています。

 

 茅野市のA・コープファーマーズピアみどり店の直売コーナーには、手編みの帽子やマスクケース、鍋敷き、布ぞうり、ネックレス、ストラップ、お手玉、人形、つるし飾りなど、さまざまな種類の手芸品が豊富に並んでいます。

 

 キクイモや長ネギ、クウシンサイなどの野菜を出品する牛尼チトセさん(90)は、布ぞうりの出品を始めて20年ほどが経ちます。布ぞうりは、不要になった衣類や布を裁断して編み込んで作ります。スリッパの代わりとして室内履きできます。シーズン中、20足から30足を製作して出品しています。牛尼さんは「布ぞうりは、温かく履き心地が良い。人にも環境にも優しく多くの人に手に取ってもらえれば」と笑顔で話しました。

 

写真=1つ1つ丁寧に布ぞうりを作る牛尼さん(長野県茅野市で)