信州の伝統野菜「上野大根」漬け込み 『幅広い世代に味わってほしい』

2024.11.28

 上野大根加工組合は11月22日、諏訪市豊田上野の加工所で特産「上野大根」の漬け込みを行いました。組合員ら10人ほどが参加。完成したたくあん漬けは、来年2月下旬に箱詰めし、3月上旬に出荷します。

 

 この日は、ダイコン約8000本を組合伝統の製法で漬け込みました。約1000リットルのおけに、ダイコンを1本1本手作業で敷き並べ、あらかじめ塩、ざらめ、醸源と混ぜ合わせたいりぬかをかぶせた後、甘味と香りづけに干した柿の皮とナスの葉を入れます。おけがいっぱいになるまで繰り返し、最後に、20キロの漬物石を1つあたり16個のせました。おけ4個が完成しました。

 

 笠原正夫組合長は「毎年、リピーターを中心に多くの人に楽しみにしていただいている。今年も無事に漬けることができた。幅広い世代に味わってほしい」と話しました。

 

 今後は、おけ内の水分量を確認しながら漬物石の重量を調整していきます。

 

写真=上野大根を漬け込む組合員(長野県諏訪市で)