特産「上野大根」テレビで紹介 諏訪市豊田上野地区

2024.11.25

 諏訪市の豊田上野地区で特産「上野大根」を生産する上野農事大根組合、笠原憲一組合長は11月17日、テレビ信州の「ゆうがたGet!『出たとこ割烹』」の収録に協力しました。

 このコーナーでは、吉本興業の長野県住みます芸人「こてつ」の北村智さんが県内各地で旬の食材を探し、アレンジ料理を披露しています。また、上野大根は「諏訪湖姫」の名称で品種登録し、上野地区だけで生産。「信州の伝統野菜」にも認定されています。大根としては小ぶりで、先端部が丸みを帯びています。肉質は歯応えがあり、辛みの中にほのかな甘さがあるのが特徴です。

 この日は、笠原さんの約20アールの圃場で収録がスタート。笠原さんは「古くは諏訪の高島藩に献上されていた歴史がある」と上野大根を紹介。その後、収穫体験として、北村さんが実際にダイコンを引き抜くことに。両手でしっかりと握り、力を込めて引くと、新鮮なダイコンがすっと抜け出しました。試食は、笠原さんの自宅の庭で行いました。北村さんは、おろし金を使ってダイコンをすりおろし、一口食べると「辛さがあるけれど、おいしい」と上野大根の風味に感心した様子。上野地区伝統のたくあん漬けを味わうと「歯応えのある昔ながらの味。食感がいい」と感想を述べました。

 笠原さんは「放送を通じて上野大根を知ってもらい、実際に食べてもらえたら嬉しい」と話しました。

 この日の様子と、スタジオで「上野大根と辛子めんたいこのパスタ」を作った様子は11月25日に放送されました。

採れたてをすりおろす北村さん(右)と笠原さん(左)