2024.08.14
JA信州諏訪の組合員、吉川田文さん(85)が育てる「古代ハス」が、8月5日頃から見頃を迎えています。水面から伸びる大きな葉の間から、白やピンクの大輪の花が顔をのぞかせています。休耕田を彩る花を見ようと、近隣住民をはじめ毎年多くの人が訪れています。
吉川さんは定年退職を迎えた25年ほど前、茅野市玉川地区の約20アールの水田に休耕田対策として「古代ハス」と呼ばれる「大賀ハス」の株を植えました。株は、富士見町の井戸尻考古館から毎年1~3株を5年間譲り受け、規模を少しずつ拡大してきました。現在は水田の8割まで広がっています。
吉川さんは「古代人のように、自然のままにハスを育てている。時代を超えて同じ花を見ていると思うと感慨深い。マナーを守って楽しんでほしい」と話しました。 ハスは朝方に花を開かせて昼ごろにしぼみます。7月下旬から花を咲かせ、8月下旬頃まで楽しめます。
写真=ハスの生育を見守る吉川さん(長野県茅野市で)