JA信州諏訪女性大学は6月12日、諏訪市のJA本所で「JA“マネ活”セミナー」を受講しました。JA金融部推進企画課の成田慎也課長が講師を務め、人生100年時代、自分らしく生きるための選択肢の一つとして提案。受講生10人が参加し、資産形成の必要性、メリットなどを学びました。
金融庁は2019年、「95歳まで生きるには夫婦で2000万円の金融資産が必要」と公表。インフレが加速しモノの値段が上がっている中、老後のくらしを年金だけに頼るのは不安があります。物価上昇に賃金上昇が追い付いておらず、貯金も低金利のまま。そこで今、「資産形成」について知り、考える必要があります。
資産形成には、当面使う予定がなく将来のために増やしておきたいお金を充てます。また、自分自身が受け入れられる収益「リターン」の変動幅の資産を選びます。資産は分散し、定期的に長期間行うのが効果的です。
成田課長は「日本人の5人に1人が利用している」NISA制度を紹介。2024年以降、「つみたて投資枠」「成長投資枠」の同時利用が可能となったことや、非課税で投資できる期間が無期限化したことなどポイントを説明しました。
受講した諏訪市の女性(68)は「NISAなど、これまで聞いたことはあったが詳しく知らなかった。興味関心を持てたので、これから家族と一緒に検討したい」と話しました。
成田課長は「長い人生を自分らしく生きていく手段はたくさんあるが、その選択肢の一つに資産形成や投資信託を加えていただきたい。皆様のニーズに合った商品をご提案するので、気軽にJA職員に相談してください」と呼びかけました。
資産形成の必要性を学ぶJA女性大学の受講生