2024.06.22
JA信州諏訪管内で、スターチス「シュニアータ」の出荷が本格化しています。最盛期は7月から8月お盆前を見込みます。JA花き専門委員会スターチス部会ではJAの出荷規格・品質保持のマニュアルに沿い、〝品質第一〟の色鮮やかなスターチスを全国に届けています。
同部会の清水祐輔部会長(富士見町)は、両親からスターチスの栽培を受け継いで始め、約5年目となります。2024年度は、原村のハウス4棟(約10アール)でスターチス「シュニアータ」を栽培しています。品種は紫の「オリゾンネイビー」、ピンクの「フレンチピンク」、薄紫の「ブルーテンダー」など6種類。6月上旬に初出荷を迎え、10月末まで出荷を続ける計画です。
6月20日は、早朝3時から長男と2人で作業を開始。スターチスを収穫・選別し、クリザール(鮮度保持剤)を混ぜた水に浸けて、日の当たらない涼しい場所で保管しました。出荷は6月中は週3日、7月からは毎日行います。
清水部会長は「今年度は例年より2週間近く早く生育が進み、作柄は良好。色づきが良いスターチスが順調に収穫できている」と話します。
「病害虫防除やかん水、ハウス内の温度管理を徹底し、良い株の状態を保ち続けることで高品質な花を育てたい。信州諏訪の花き生産者皆で、品質第一の花を届けようと努力しているので、ぜひ多くの方に手に取っていただければうれしい」と話しています。
スターチスの出荷作業を行う清水祐輔さん(左)ら(長野県原村で)