2024.12.18
JA信州諏訪直売所専門委員会は12月9日と10日、管内4施設で直売所冬期講習会として「高温多湿における病害虫対策講習会及びリンゴ作付け講習会」を開催しました。同委員会の夢マーケット直売部会と、A・コープ直売部会の部会員計59人が参加。安定出荷を目指し、効果的な防除方法を学びました。
9日の茅野市のJA玉川研修センター会場には、部会員22人が参加しました。高温多湿における病害虫対策については、北興化学工業株式会社の板倉修二長野県担当が説明。「農薬の希釈倍率や使用回数の厳守など、適切な農薬の使用で効果的に防除してほしい」と呼び掛けました。
リンゴの作付け講習会は、同JA営農部すわこ営農センター田中線センターの伊藤哲也所長代理がリンゴ栽培の基礎知識と剪定や収穫期などの管理について説明しました。「温暖化の影響で栽培適地の高標高化が進んでいる。諏訪地域は冷涼な気候でリンゴ栽培に適している。今後の参考にしてもらえれば」と話しました。
参加者の男性は「今年は特に害虫に悩まされた。早め早めの防除を心掛け、安定出荷に努めたい」と話しました。
同委員会は夏と冬の計2回、講習会を実施。会員の売り上げ向上に努めています。
写真=講義を受ける部会員(長野県茅野市で)